妖怪

水木しげるの妖怪図鑑を、近所の子供が気に入っています。一つ一つの妖怪について説明させられるのですが、あまり人間を傷つけないというのが珍しいようです。
「あかなめはお風呂が汚いと夜中にでてきて汚れを舐めるんだよ」
「そ、それでどうなるの?!」
「ただそれだけ。」
「ぎゃはははははは!」
考えてみれば全然こわくもなんともないですね。対照的に西洋の妖怪は残酷と、たしか水木先生の著書にもあったような。一神教の世界観だと、お化けは徹底的に悪い存在なのでしょう。善か悪か。白か黒か。こちらの陣営なのか敵なのか。そういうのってなんだか疲れます。
わたしは、一神教だけは受け付けられないですね。単に個人的な考えですので、あしからず。