町村さん、覚えとくわね。
産経新聞より抜粋
24日朝、東京・神山町。久々に自宅でゆっくりしていた麻生は枕元の携帯電話の着メロに起こされた。声の主は福田の所属する町村派重鎮だった。
「福田から何らかの入閣の打診があるかもしれないが、その時は受けてもらえないか」
麻生は「私は長い間要職を与えていただいたので、しばらくゆっくりしようと思っています」と丁重に断ったが、声の主は「党が一致結束するためにもよろしく頼むよ」と念を押した。
この数時間後、再び麻生の携帯電話が鳴った。今度は福田だった。
福田「ぜひ内閣の一員として協力していただきたいのですが…」
麻生「大変有り難いお言葉ですが、私は一政治家として内閣に協力したいと考えています。それよりも私を支持してくれた甘利明(経済産業相)や、鳩山邦夫(法相)らをぜひよろしく」
福田「まあ、一晩よく考えてください」
穏やかな会話の中に、福田と麻生の政治的思惑が交錯した。
福田にとって、総裁選で197票を獲得した麻生は「野放しにできない」存在だった。将来の「福田降ろし」の温床ともなりかねない麻生支持勢力を骨抜きにするためには、麻生自身を閣内に取り込むのが最善の一手だった。
これに対して、麻生はそうやすやすと福田に取り込まれるわけにはいかなかった。派閥の締め付けに耐えて支持してくれた議員の気持ちを考えず、自らが入閣すれば求心力が一気に弱まるからだ。
福田は25日の衆院本会議場でも「考えてくれましたか」と麻生に握手を求めたが、麻生の気持ちは変わらなかった。
官房長官に就任した町村はよほど悔しかったとみえ、初会見で「長い閣僚生活にくたびれたならば、なぜ首相に立候補したのか」と皮肉った。
は〜い、町村信孝さん、偉そう&ケツのアナの小さいやつね。おばさんしっかり覚えとくわね。