樹液をシロップにしました。

今日は6リットル近く採れました。たった一本の木からです。こんなにたくさん取れるし白樺はイヤというほど(花粉がすごい)そこらじゅうに生えているのに、地元の人たちが樹液を取った、飲んだ、シロップを作った、という話は全然聞きません。
高温にくて焦げるので湯煎しろというのを読んだのですが、たくさんあるし腐るともったいないので、大胆に電熱の弱火で煮詰めてみました。そしたらうまく行っちゃいましたよ!
樹液を弱火で煮詰めること4時間、メープルシロップ位の甘みのシロップが出来ます。1.5リットルが大匙一杯ほどになってしまいます…

シロップ作りをしてみて、なぜ当地で作られていないのかわかりました。電気代(あるいは薪)がかかりすぎるのです!ストレートでは冷蔵庫で一日ほどしか持たないし、冷凍するというのも凄いエネルギーの無駄。
アラスカ州やカナダで商業的にシロップが作られて成功しているのは、彼らの陽気な開拓精神、そしてそんな開拓ロマンや大自然に思いをはせる製品を喜び余計にお金を払う購買層のたしかな存在によると思います。なんだかんだいって、北米は凄いパワーと若さがあるなぁと思います。
ここじゃそんなことありえないわ…


森では、青々としたトクサの下に、こちらの人に愛されている青紫の花が咲いていました。

Anemone hepatica