ニーダロス大聖堂 (Nidarosdomen)

Trondheim,Norway 写真はクリックで大きめのが出ます。
旅のついでに寄りました。正面はごく普通って感じ。
 
正面の像のひとつ、生首を3つ持った聖職者。最初は「教会の言うこと聞かない者の末路はこうじゃ!」っていうエゲツないアピールか!と思ったんです。が、ほかの石像では悪者はデフォルメされて醜く描かれてるのに対し、この生首はシリアスタッチの綺麗なお顔です。なので殉死した聖人の頭部を怒りに震えつつささげ持っていると考えるのが妥当かなー。ううむ、あまり面白みのない、説教くさい像ですね。

ところが、角を曲がったとたんに凄い像が目に入りました!

異様な形相の女性の裸像…何をあらわしているのでしょうか。人間としてのナチュラルな姿なのか?いえ、後ろのステンドグラスの聖女と比べると、なにやらすさまじい業を感じさせますね。

思わず引き込まれてじっくり見ると、面白い像がたくさん!うおおおおおーーーーー!
  

リアルな頭部もまた素晴らしい。この若い騎士の頭部はとても美しく、ほれぼれしました☆
 
これらの石像は、500年ほど前の大聖堂の姿を元に再建されたもので、あまり古くありません。1152年設立からの各時代のオリジナルは、隣接された博物館で見ることができます。

獣に喰われる騎士…磨耗していますが、迫力ありますね。素敵です。