『児童ポルノサイト』ブロックの問題点

児童ポルノサイトにブロッキングを〜総務相
アメリカ・ワシントンを訪問中の原口総務相は現地時間2日夜、同行記者団と懇談し、インターネットでの児童ポルノサイトへの「ブロッキング」を、本年度から実施したいとの考えを示した。

ブロッキングは、インターネットでの児童ポルノ対策として、接続業者側がサイトへのアクセスを強制遮断するもの。原口総務相ブロッキング児童ポルノの根絶に有効な手段であると判断し、今月18日に開かれる総務省の研究会に、「通信の秘密」「表現の自由」を侵害しない形での指針作りを急ぐよう指示する方針。

原口総務相としてはこの指針を犯罪対策閣僚会議に図った上で、今年6月をメドにまとめる政府の児童ポルノ総合対策に盛り込みたい考え。

サイトブロックの問題点は
・とばっちりで他のサイトが閲覧不可能になること
・それを悪用した言論封殺 だと思います。

じつはですね、サイトブロックは私の住んでいる国では既に実施されています。ポルノも児童もまったく関係ないサイトが閲覧不可能になる問題は、私も実際に体験しました。詳しくはこの日の日記でどうぞ

個人で開設する小さなサイトというのは、集合住宅みたいな感じで他のサイトと一緒にサーバー(同じドメイン下)に入っているわけですが、同じ屋根の下の住民が児童ポルノサイトを公開したばあい、アパート丸ごとアクセスできないようにされてしまうわけです。(用語が正しくなかったらすみません。でも大意は合ってるはず。)それで善良な住民まで閉じ込められてしまう。

これを悪用し「あんたのアパートの住民が悪いサイトをやっている」と、自分では裏の取りようが無いガセネタで封鎖も十分ありうるわけです。

これが実施されると、権力者にとって都合の悪いサイトを片っ端からブロック対象にすることが可能になるのではないか。「児童を守る」という大義名分のもと、言論の自由を封殺する都合の良いシステムを作り出したいんじゃないですかね。