服装、いろいろ。

外国に来るといろんな人に会う。移民の人は優しいくて楽しい人が多い。でも故郷を離れて暮らす人に、こちらから過去を聞いてはいけないのはお約束。昔のほんとうの職業を言う人はひじょうに少ない…ように思う。(そして、包み隠さず話す気取らない女性は必ずすっごくいい人だ。)
私も、逆の意味で…たぶん…隠している事が多い。事っていうよりはモノだね。いきなり具体的なハナシになるけど、ゴールドのジュエリーとか付けらんないわけです。日本からは想像できない貧乏な国(決して悪口じゃないよ)から来た人もいるわけでさぁ。
とりとめのない吐き出しの話なので、それでもいい方のみ読んでね。

ここから続きどす。

来て間もない頃、ノースリーブになった嬉しさからゴールドのバングル2個と指輪1個(中が空洞で軽い計3マソ位のもの)つけてたら「ねぇねぇそれ金?!すごーい!」「わぁ素敵!」と言われて、まぁそこまでは(ちょっと戸惑いつつも)良かったんだけど、別の女性がやってきて「ハァ?それが本物の金だったらすごい値段よ。きっと偽物でしょう!」と言いました。それも全然構わないのですが、別の人がやってきて「私の国で強盗に襲われたバカなお金持ちの女性が、金の腕輪を外せなくて手を切り落とされました。あなたも気をつけなさい。」と言ったときは血の気がひきました。
なんというリアクション。日本じゃ普通に買えるようなアクセサリーなのに。
それ以来、金色のものは身に付けられません。家で来客に見られて「あの日本人の家には金がゴッソリ」と噂になっても一家全員が危険にさらされるので、全部銀行の金庫に封印しました。私はゴージャス系じゃないのでそんなに高価なものはないのですが…。金庫代が勿体無いので日本に持って帰って二束三文で売ってしまおうかなぁ。(ここで売るとまた怖い。)
日本だと、自分を適度にお金があるように見せないと信頼が得られずにソンすることが多い気がします。が、ここではお金があると思われると怖いだけ。

【教訓】 転売してカネになる金や宝石を身に着けるのは、ボディガードを雇えるクラスの金持ちだけ。日本は例外。


原住民・移民ともどもお地味な方が多いこの国ですが、ギンギラギンに着飾ってる人もたまにいて驚く。そしてそういう人は、バッグや靴や美容院で払った金額を口にします。聞いてもいないのに。「この靴、2万円以上したのよ!」「ブランドのバッグうちに30個あるのよ!」…って。「素敵ね。いいな〜」と答えていますが、そんなの自慢するか、普通???


ちょっとしたことなのですが、そういうギャップが毎日毎日もんのすごく多くて、私の頭はだんだんヘンになってきました。