翡翠のセミ

時々利用させてもらってるGEM-SHOPさんに可愛らしい翡翠のセミがありました。1000円とお手ごろ価格で「こないだ買った翡翠のアイレットに合わせてペンダントトップにええかも?」なんて思いつつ眺めているうちにふと思い出しました。古代中国で死者の口に翡翠彫刻のセミを入れたという話。
調べてみたら「玉蝉」とか「〓(口偏に含)蝉」という名称でした。玉(翡翠)に魔よけ効果があると思ってた+地中から出てくる蝉が復活のシンボル、っちゅうことらしいです。口に入れたのは、アナから悪いものが死者の体内に入るのを防ぐという考えみたいですね。
口だけじゃなく鼻や耳や目にも玉を詰め、さらに全身を翡翠と金糸で覆った「金縷玉衣」なんていうのもあったそうです。すごいー。
玉蝉の話を教えてくれた人はこうも言っていましたね。アンティークはお墓の副葬品(つまり盗掘品)も多いのだと。
1000円の蝉なら新品に間違いなさそうですネ(笑)