【万が一の場合に】放射能汚染を防ぐ方法

簡易まとめ--------------------------------------------
放射能を帯びた塵(チリ)を吸い込んだり食べたり皮膚についたままを極力避けましょう。

屋内避難勧告が出るレベルになったら家の窓や換気口をしっかりふさぐ。(ガス調理の際は換気しないと一酸化炭素中毒になり危険)

飲料水と食物をチリから守る。余震で断水することもあるので、今のうち風呂に水をためておく。

外に出るときは長袖、フード、マスク、ゴーグル等で露出を避け、帰ったらそれは脱いでビニール袋に入れ口をしばり、自分は手洗いやシャワーで汚染チリを流す。

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万が一大量の放射性物質原発から漏れ出した場合に、離れたところで放射能汚染を防ぐ方法です。まぁみなさまご存知かとも思いますが、私の原発見学体験談で実感したことも混ぜてお話します。

我々一般人が被るであろう放射能汚染は、放射能に汚染された微細なチリ(=放射性物質)を吸い込んだり 皮膚についたままになることで起こります。
なので、まず外に出ないこと。(屋内避難勧告はそういう意味)
外に出る場合は、頭や身体を服や手袋で覆い、口はマスクで吸い込むことを防ぐ。ゴーグルをつけ、袖口などをガムテープでふさげばなおよし。家に帰ったらそれらをビニール袋に入れてチリが飛散しないようにし手洗いシャワーでチリを物理的に落とすことでかなり防げます。

この方法は以下の公的機関のパンフレットなどにも書かれております。
原子力安全・保安院 『原子力災害発生時の住民としての対応』
福島県原子力安全協会『原子力発電所で緊急事態が発生したら、どのようにすればよいのでしょうか。』


なんか一般向けの気休めみたいに聞こえますが、これは原発でも使われている方法で、非常に効果があります。

実は私は…海外の原子力発電所の中を見学させてもらったことがあります。運転室以外に、ちょっと危険らしい?プールの中にある燃料貯蔵庫も見ました。ごく低レベルですが汚染の可能性のあるゾーンということでチャンス逃したら一生見れないとおもったのでお願いしちゃいましたσ(^_^;)
そこでもそのような放射能除去の方法がとられてたんです。

見学は次のような手順でした
・男女別更衣室で白いツナギに着替える。普通の生地のツナギでした。下着は自分のものをそのまま。靴下については忘れました。靴は借りた。マスクなし。
・魅惑のデンジャラスゾーン。放射能レベルが高まると、水のスプリンクラーが離れたところでシャーっと出て放射能のチリを空気中から洗い流してると説明された気がします。(その水には人は当たりません。)プールはめっちゃ怖かったです。
・見学が終わると更衣室に戻り、ツナギと靴を脱いで返却。ツナギは使い捨てではなく、普通に洗って何度も使うそうです!
・自分の服に着替えて、放射能測定機を通る。そこで規定値以上出たらゲートが開きませんので、戻って裸になってシャワーを浴びて放射性のチリを洗い流し再度チェックだそうです。それでもダメな場合はどうなるのか…一生出てこれないのでしょうか(曝) あ、私はさいわいシャワーナシでもOKですぐ出られました。

以上のことから私が学んだのは
放射性のチリを物理的に取り払うことで被曝がかなり減る。
空気中の汚染チリは水で流される。
(その水に当たると危険倍増。なので放射能の雨に当たってはダメ。)
身体についた汚染チリもきれいな水で洗い流せる。
ということです。

(すぐ死ぬような高レベルの放射線は宇宙服のようなものを着て防ぐのだと思いますが、原爆で攻撃でもされない限りは一般人には関係ないと思います。)

どうでしょうか。この方法、効果的であると信じてもらえましたか?

私はただ物好きなだけで専門家ではないので、言葉とか違っていたらコメント欄で教えていただけると有難いです。なお私は日本は脱原発すべきと思っていますので、原発推進派の回し者みたいな言いがかりは受け付けません!

この危機を皆で乗り越えてるため、日本人としてはチョット珍しい体験談と、個人的に思ったことを書かせていただいた次第です。参考になれば幸いです。
(わたしの別ブログにも同じ記事を載せました。)