ノルウェー旅行 水の流れ

広大な高地には大西洋からの湿った風が雪や雨をもたらす。

日差しが雪を解かして流れがはじまる。

ノルウェーの道端によくあるこんな流れとか

観光客が後ろをくぐれる楽しい滝とか

200メートル近い断崖絶壁をほぼ一直線に落ちていく怖い滝などになります。

ここ転落防止の柵が無くって(ノルウェーの場合それが普通らしい…)びびっていたら、外国のおじさんの写真が飾ってあって花が添えられていてチョーーーびびった。2009年にそこで亡くなったらすぃ。


この豊富な水の力を利用しないテは無いですよね。これは、なんと石と土だけで作られたダムだそうです!

端っこまで歩きました。長かったです。

発電所を見学しました。金属の塊を削りだして作られた水車は芸術品のよう。昔の人は水車の動力を直接利用したけど、発電っていうのはこれがタービンを回して電気を作るんですねー。

そして…自然の激流の水も、パイプを通って水車を回して電気を作った水も、フィヨルドへ帰っていきます。そして雲になって雨や雪になってまた高地に降り注ぐのです。

…というようなことを今回の旅で学んだわけさ!(小学生並みですいません。)

上の写真のダム(プラスほかの小さなダム)で4個のタービン廻して、ベルゲンの街の電気が充分まかなえるそうです。えっ…こんだけの偉業であんなちっちゃな街に供給するだけ?!じゃあ東京の電気を水力発電でまかなうっていったら、どんだけダム湖が必要なの?

つつましやかに自然と共生してきた小さな村や、動物が住処にしている豊かな森をいっぱいダム湖に沈めなきゃムリだよね。やっぱ電気って贅沢品なんだよ。どかどか使うようなもんじゃないんだよ。っていうかそもそも日本にこんなに水力があるのかなぁ…というのが正直な感想です。発電所でビデオ見ながら、私は泣きました。