Skuterud産出のコバルト鉱

おばさんのなつやすみのべんきょう再び!

昨日の日記のコバルト鉱山の展示にあった解説の写真が出てきました。ここに「Skuterudで産出する鉱物は〜」と書いてあるので、「はて、どこの話でしょうかね?」となりました。観光パンフレットにはザ・コバルト鉱山みたいにしか書いてなかったのです。Skuterudとグーグル地図に地名入れても関係さそうな所しか出てこなかった。で、普通に検索したらmindatにSkuterud鉱山という産地として出ていたのでやっと判った次第。つか、最初からmindat見るべきでした。

スクテルド鉱は原産地のSkuterudから名づけられたと方々に書いてありますが、土地の名前はどうやら残ってないようですじょ。(私の目が節穴の可能性も大きいですが。)地図で場所を確かめたい方はSkuterud鉱山跡である Modum, Buskerud, Norway でどうぞ。オスロの西北、40キロほどのところにあります。観光パンフレットの地図とも合致しましたv

せっかく石が新発見されて名前にもなった立派な鉱山なんだから、名前を前面に出してアピールすればいいのにねー。手間とらせやがって〜


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(間違いありましたら教えてくださると有難いです)

Skuterudで産出するコバルト原石には3種類のコバルト含有鉱物がある。これらは金属光沢のある灰色で(結晶を?)分離させにくい。
1.Cobaltite 輝コバルト鉱 CoAsS コバルト33%含有
2.Skutterudite スクテルド鉱 CoAs3 コバルト20%含有
3.Arcenopyrite 硫砒鉄鉱(アルセノパイライト)(Fe,Co)AsS コバルト18%含有
前述の鉱物は変化しやすい。コバルト鉱物が水と空気に晒されるとピンク色のコバルト華に変化する。
4.コバルト華 コバルト39%含有

天井のピンク色がコバルト華、銀色のは1〜3のどれかだったのかな。

元素記号のCoはコバルト、Asはアルセニック/砒素、Sは硫黄。ふーむ、全てに砒素が含まれているんですねー。
ズリで石拾いのあときちんと手を洗わないとね。っていうか、落ちてる石ってヒトや犬のオシッコが掛かっていそうなので、必ず洗ってますよ〜笑

硫砒鉄鉱そのものには毒性はないが、表面に風化による有害な砒素化合物が付着している可能性がある。手に持った際にはすぐに手を洗浄し、直接口や食物に触れるべきではない。(wikipedia、硫砒鉄鉱の項より)