切り身の魚はどこで誰が(どーゆうふうに)おろしているか

今日のおかずは、バルト海でとれた小型のニシンにパン粉をつけてフライパンでカリカリになるまで焼いたもの。ニシンは小骨が多く、まさに布の「ヘリング・ボーン」のよう。指だけでフィレにしますが、冷えたままの魚は骨と身がくっついているので少し室温になじむまで待つと面白いように外れます。それでもまだ小骨が残るのでカリカリに焼き、食卓でお酢をかけて食べます。手間がかかるし手に臭いがつく面倒な作業でしたが、美味しく食べられました。ちなみに、残ったらタマネギ入りの甘酢につけて保存する伝統料理もある。南蛮漬けソックリの味です。
さて、時間がないと大きな魚の切り身がラクで重宝しますが、魚をさばく仕事をしている人の話を聞いたことがありません。たとえば北欧某国のサーモンなどは、人件費の安い中国にまるごと送りそこで加工するそうです。フィレーや切り身はまた原産地に送り返され○○国のサーモンとして販売されています。つまり、原産地での加工賃よりも、魚が北欧中国間を往復する運賃+中国での加工賃のほうがずっと安いということです。加工が中国という表示はされていません
今の中国からの食品の安全性を考えると、どういうふうに加工されているか非常に心配です。無駄な輸送は環境にもよくない。しかも加工国の表示が無いということは消費者を騙している!もう切り身やフィレは買わないことにしました。手が臭いほうがまし。
日本はさすがに国内でやってます…よね???