私はワイルドキャットをけなす人が嫌いです

件名に本文を書いてしまったお婆ちゃんのようですけど、まぁそういうことですわ。

そういう人いわく「外ネジより内ネジのほうがホールを傷つけないから勝っている」「磨きがあまいとそこに汚れが付着する」云々。まぁそれは事実なのでしょう。そして大抵こう続きます「○○社の製品は内ネジ、磨きも完璧の最高級品です」と。まぁそれも、事実なんだと思います。

だがしかし!
私はワイルドキャットをけなす人が嫌いです。

なぜなら私の地元スタジオはワイルドキャットを使ってるからです。
英国から来たピアッサーさんがやってて、今は高齢で引退しちゃったんだけど、優しくて面白くて大好きだった。そんな彼が選んだのが、自分のお国で作られたワイルドキャットのピアスだったってわけです。

ピアッサーは主治医と同じぐらい大事な人だから
私は私のピアッサーをけなす人が居たら怒ります。


ワイルドキャットは庶民のボディピアスメーカーです。
英国のボディピアスっていったら口に安全ピン刺したパンクスを思い出しますよね。彼ら彼女らは既成概念を無視し、今まで無かったことを自分の意志で、身近な手に入るもので表現していた。
でも安全ピンじゃ金属アレルギーになっちゃいますよね。

そんなお金持ちでもない若者でも安全な素材で作られたピアスを楽しめるように、っていう価格設定で作られたのが英国のボディピアス、ワイルドキャットだと私は思うんですよ。ボディピアスの真髄を尊重した、すごくいいコンセプトですよね。

こういったバックグラウンドも見ずにワイルドキャットの悪口だけ言うのは如何なものか。
最高級品というのも、そりゃあいいです。
でも気取って他人を見下すとなると、ボディピアス精神に反する気すらしますね。

長年ムカついてたことをやっと書きました。
(なお現在は新規にはワイルドキャットは購入してません。犬の歯の製品を売っていたため。)