宝石博物館 その3 メノウ製道具、水晶の展示室

第三室は人工宝石(ルビーなど)でした。作る装置なども展示してあり面白かったのかもしれませんが、立ち止まらずに歩いてしまいました(汗) 瑪瑙が無ければ見たと思いますが…

その次の展示ケースには、玉髄(模様の無いメノウ)製の様々な工具が並んでいました。乳鉢ぐらいしかわかりません。右端は皮革のなめし道具かな?
グレーの玉髄には派手な模様も色もありませんが、密でムラの無い硬い素材として色々なところに役立っているんですね!

このあとは何番目の部屋だったとか覚えてないので適当にいきます。(瑪瑙以外はスルーしてしまい、写真すら撮っておりません…)

クオーツ、アメシスト、煙水晶、シトリンなどの原石と工芸品が集められた、水晶の展示室。

右側の宝石箱がとっても素敵で!!!アメシストの群晶を横に切って六角形の模様を出しているんです。ここまで立派じゃなくていいので私も欲しいなぁーーー

大きいですねー 色も綺麗なキャンドル状のアメシストです!

瑪瑙を芯に成長するウルグアイタイプと呼ばれるアメシスト。普通ミネラルショーなどでお目にかかるのは硬貨ぐらいの小さなスライス。こんな集合体もあるんですね〜 (一部光って白くなってしまいスイマセン)

淡い黄色からリッチなブラウンのシトリン。

これらはpetschaftとあります。印章という意味らしいです。

透明度が高い針水晶の塊。

水晶ではないですが、菱マンガン鉱の細工物も展示されていました。結晶にもなるけど、瑪瑙のように縞模様の塊になる不思議な石ですよね〜 この桃色、大好き!左側の鉢ほしいなーー

水晶の透明度とインクルージョンの美しさを生かした大作。

これはねぇ、特に感動した一品です。ガーデン水晶の端っことかによくありますよね。不透明の軽石みたいな灰色の石がめり込んでるという。あれ汚らしくて嫌いだったんです。(不心得者ですよね、私ってw)
それがこの作品では、暗雲のような有機的でドラマティックな美しさを出しているんです。素晴らしい作品、そして素晴らしい天然の素材です!

針状ルチルインクルージョンのダイナミックな動きと連動した彫刻のデザイン。これも軽石っぽい部分があることで全体が生きてますよね!

そしてこれは嬉しかった。シンプル瑪瑙スライスを透かすと見えることがあるモコモコ。私は大好きなんですが、あまりそういうハァハァを聞きません… 一枚100円の瑪瑙でも出る模様ですので、評価が低い感じですよね…
ですがこの作品はそのモコモコを愛でることを狙って作られたものです!!展示するほうもそれを充分に汲んでおり、モコモコをばっちり表すライティングではありませんか!

これもどう見てもモコモコ目当てです。ハァハァ

この博物館についてはもう少し続きます。写真が多くて激重かもしれませんが、暫くご容赦くださいませ〜〜