ドイツ宝石博物館 その4 アンティークの判子、カメオ

瑪瑙などの石で作られた判子のコレクション。

こちらは日本の落款。スタンプとしての機能はもちろんですが、それ自体が机の周りで目を愉しませてくれるものだったのでしょう。

ストーンカメオのコレクションも充実していました。
この作品は平板な石ではないのです。凹んだぐにゃっとしたところに彫っているのがおわかりになりますか?瑪瑙ならではの大胆な縞模様もデザインに生かされています。自然の生み出した石と、人間の審美眼と技術の、素晴らしいコラボレーションです。

判子とカメオは沢山あったのですが、あまりよく見てなくて写真もこれだけです(汗)

帰ってから調べていましたら、山梨県にストーンカメオを扱う会社があるんですね。それによると、どうやら上のカメオはこの方の作品のようです。

また(まだご紹介してない)特別展では日本の天女が乱舞する大判カメオがあって、それが「ガイジンの作った変な日本人の顔」じゃなく本格派だったので驚いていたのですが、山梨県で9年間製作されたことのあるゲルハルド・シュミットさんのものでした。(写真撮らなくて本当に後悔。カメラのメモリーを事前に買っておくべきだった。)ご本人のHPでは仏像のカメオなども見られます!