ドイツ宝石博物館 その6 その他

最終回です。
ジャスパー。真ん中のカプチーノというジャスパー(初めて見ました)はその名の通りコーヒーとクリームの色なんですが、なんとスプーンの模様なんです。この石はビーズやカボションでお洒落に使えそうですね!

とても気に入ったスライス。クッキリとした黒一色の模様が良いですね。

この展示ケースは後ろからの照明で、スライス専用なのかな。展示換えしていろんなのが飾られるんだろうなぁ。通いたいなぁーー

地下展示室では特別展イーダー・オーバーシュタインとサンクトペテルブルグの作家たちの石の彫刻が開催されていました。そので一番気に入った作品。色々な石や金属を使った豪華な彫刻。(この部屋に来たとき既にカメラのメモリーが満杯寸前で泣きました。)

後ろの蛾にはうっすらですが目玉模様まであって…怖いんですが引き込まれてしまいます。立派な服を着た蛙は、背中にとまった瑪瑙の蛾に自我を乗っ取られて操られているようにも見えますね。瑪瑙に取り付かれた者の末路のようですw

踊り場には大きな石が飾ってあります。右の赤いジャスパーの玉、最初は「ああ、単なる大きい球ね。」って思ったんですが、一周して戻ってきたらなんか見る目が違ってきました。

横にあった「メイキング写真」。大きなものの細工は、チョット持ち上げるだけでも大変なんですねーー 工具とか機械も、このために調整したり作ったりしたのかな。職人の知恵を合わせて、力を合わせての製作です。
そして左下のお兄さんがとてもイケメンです。

この博物館では、瑪瑙をはじめとする天然石の素晴らしさもですが、その中から美を最大に引き出すイーダーオーバーシュタインの人たちの美意識と情熱と技術にすっごく感銘を受けました。人があってこそ表れる瑪瑙の美。そして人をさらなる高みに導く瑪瑙の美。来て本当に良かった。また行きたいです。

長々と書いてしまいましたが、ご質問などあればお気軽にどうぞ。
あとはイーダーオーバーシュタインの街の様子などレポする準備しています。