当地でのマダニの防ぎ方

日本でマダニが媒介する病気により死亡者が出たとのこと。ダニ媒介の新感染症で1人死亡 国内で初確認
当地にもマダニが媒介する「北欧ダニ脳炎」や「ライム病」があり、屋外では刺されるのを防ぐ工夫をする必要にせまられています。私も何度か刺されています(汗)
日本とはダニの種類や生態が違うかもしれませんが、ご参考になればと思いまとめてみました。

犬の体を這っていたのを取って熱湯につけたもの。無防備で草の中に入るとすごい数が体に付くことがわかります。

灰色部分は血をすって膨れた腹部。血を吸う前は黒い部分だけの大きさです。

草むらの中に入らない
マダニは草むらに居るようです。田舎の砂利道の真ん中を歩いているだけで付いたことは無いです。用が無い場合は草むらに近づかないようにしましょう。

もし草むらに入る場合は長袖長ズボンなどで肌の露出を避け、手首や首筋にはダニよけの薬品を塗って侵入を防ぐ
夜が氷点下でも昼の気温が高い場合は気を抜けません。ダニよけの薬は毒性もありますが、自分は使っています。

違和感があったらできるだけ速く確かめる
マダニはスネや腕などの硬い皮膚は刺せないみたいで、やわらかいお腹や二の腕のほうに移動してきます。小さい蟻が肌を上ってくる感触わかりますか?あれより弱い感じで上ってるのがわかることがあります。さされる前に摘まんでブチ殺してしまいましょう。

家に帰ったらシャワーを浴びてスポンジでくまなく洗う
すぐに家や宿に帰れるなら身体を洗います。普通の石鹸やボディシャンプーで物理的に洗い流すということです。着ていた物は洗濯機へ。
なお、森から帰ったら全裸でダニの付着を確かめ合うというアツアツカップルさんの話も聞きましたw

・刺されたら出来るだけ早く除去する
マダニは頭を皮膚の下に差し込んで吸血し、小豆大になると自ら離れるようです。つまり、それまでずっと皮膚に刺さったままです。痒みや違和感で気づくこともありますし、何も感じなくて目で見て気づくこともあります。当地では早く取り除いたほうが良いと言われており、医療機関には行かず自宅で取ります。頭部を皮下に残さず抜き取る道具が市販されてますが毛抜きで取れることもあります。病原菌の検査などがあるかもしれないので、取ったダニはジップロックなどに入れて保存したほうがいいかもしれません。私はお皿に入れて熱湯をかけ、さらにチンして下水に流してます。

わたしの上腕部に付いたマダニ。頭部が既に皮下にめり込んでいるのがわかりますか。

以上、当地でのマダニ予防でした。日本のものと種類や生態が同じとは限らないのでご参考までに。