ベリー全般が豊作だった

この夏はベリー類が豊作でした。過去形なのは、もう夏もベリーのシーズンもそろそろ終わりだからです〜

野生のエゾヘビイチゴ。こんなに大粒で沢山は珍しい。ですがこれは保存するほどは取れないものです。

ブルーベリーとラズベリーも一緒に朝食のヨーグルトに入れます。黄色いのはスペイン産のネクタリン。

ブログ見返すと毎年毎年同じベリー採りの話ばかりなので、まぁた書くのもどうかなーとすら思い始めておったのです。が、この「当然のように巡ってくる季節の恵み」がまた来年も来るとは限らないということに今更気づいたわけなんですよ。木が来年も実をつけるとは限らないし、自分が健康で生きてるとも限らない。なので今年は採集と保存食作りに気合入れました。

庭のサワーチェリーと黒スグリ、赤スグリは、毎日2キロほど摘んでジャムにして保存。虫だの小鳥のフンが付いていることもあるので、選別、洗浄作業も時間がかかります。他の家事なんかもあるのでそれが限界でした。新発見の黒スグリ群生地まで足を伸ばせませんでしたー。

サワーチェリーは脚立に乗って取るんですが、高いところ苦手なんですよね。椅子の上に立つのもへっぴり腰ですから。でも今年は気合入れてがっしり立ちました。そして、使えそうな木の枝で自分を支える。これでだいぶ違いました。
私は根が都会っ子なので、桜の枝や枯葉が顔に当たるのが気持ち悪かったのです。顔に細かい傷が付くし、もし毒の毛虫なんか付いてたら大事ですし。でも毛虫は居ないってわかったので、幹に体を預けたり太い枝にしっかりつかまったりして、思い切って頭をワサワサした小枝の中に突っ込みます。するとあら不思議!雲の上に出たみたいにそこは別世界で、完熟のさくらんぼが目の前に沢山!木との一体感も楽しめて新鮮でした。

こんな感じで毎日採って、ジャムにしてました。

福島の避難区域では、住人が何代にもわたって丹精していた立派な果樹もたくさんあったと思います。それを考えると胸が痛む。